クリエイトバリュー中村宏      「弱者の情報戦略」

竹田ランチェスター経営「弱者の戦略」を実践するための「弱者の情報戦略」を考察します

【原点に戻るべし!マイクロソフト!報道はもっと本質に目を向けて!

【原点に戻るべし!マイクロソフト!報道はもっと本質に目を向けて!】

パソコン離れが進みつつあるという分析が、
BCNの調査をもとに、いくつかの報道機関から出ています。

しかし、このような記事目にすると、

何を「今更わかりきったこと」を、という気持ちが半分、
そして「パソコン市場」って曖昧な言葉で何の事言ってるんだ、
という気持ちがします。

「パソコン離れ」ではなくて、「マイクロソフト離れ」と
はっきり書けば良い!
それに分析が表面的すぎて甘い!

コンピュータに対するニーズは
「人間のわがまま」や「思いつきや直感」をどこまでサポートできるか
という所に明らかに移って来ているのに、

相変わらず外見上のハード的な違いばかりに目が行ってしまって、
人間のニーズという本質的な視点からの考察がなさ過ぎる!

だから、時代はとっくに変っているのに、
本質的な問題が見えて来ないんだ!
(もっと突っ込んで分析をして欲しい⇒報道の責任だと思う)

パソコンという「大ざっぱなくくり」や、
デスクトップ型、ノート型、タブレット型などという「外見上の違い」
よりも、

人間が欲しいと思う特質や使い方を、
「どこまで(将来を見越して)予測して開発するか」が
製品のコンセプトの上で非常に重要な要素になっているのは明らかです。

これをすっ飛ばかして、コピー商品ばかりを作っても、
そんなもので消費者は満足しないレベルになっているんだということを

報道の担当者やメーカーの開発担当者は
真摯に受け止めるべきです。

マイクロソフトが、
タッチパネル化でどんな新しいサービスを
利用者に提供しようしようとしたのか

そのコンセプトが曖昧なまま、
自動車業界のような計画的な陳腐化を仕掛けて、

金の力にものを言わせて
形ばかりのプロモーションを続けるから
こんなことになる。

Windows8の現在のポジショニングをまとめて見ました。
もし違うという人がいたら、是非指摘して見て欲しい。

だけど、Windows8が失敗だと結論付けるのはまだ早いです。

これからマイクロソフトがどんな軌道修正を行ってくるか。

市場のニーズの変化を捉え直して
新しいコンセプトを提案する軌道修正をしてくれば、
利用者のマイクロソフト離れは止まるかもしれません。

今こそ、巨人化したことの奢りを捨てて
原点に戻る時期でしょうね。

利用者のメリットのためにも、
マイクロソフトには是非再生を期待したいと思います。