クリエイトバリュー中村宏      「弱者の情報戦略」

竹田ランチェスター経営「弱者の戦略」を実践するための「弱者の情報戦略」を考察します

「動画(ムービー)」の活用が営業のスタイルを変える

本日はタブレット活用の1つの形態として、
「動画」の活用について少しお話をしたいと思います。


タブレットの活用例としては、
中古車販売のガリバーで、iPadを活用した販売システムを構築して、
受付や査定業務に活用されているのが有名な話ですね。


ですが、このようなシステム開発を伴う活用の仕方以外にも、
実は、第一線で活躍しているビジネスマン自らが実践できる方法があります。


それは「動画(ストリーム)」を営業や提案に活用するという方法です。


従来は、動画制作というとプロの仕事でした。
確かに、それなりのクォリティが求められるコンテンツの作成では
今でもプロの役割は重要です。


しかし、タブレットスマートフォンの普及につれ、
種々のアプリが整備され、パソコン上でも便利なツールがたくさん出て来ました。


例えば、AppleiPad2,iPhone,iPod Touchのようなカメラ搭載機では
iMovieという動画制作のアプリが使えます。


撮影した写真や動画を組み合わせて、
フォトムービーを作るような感覚で動画が作成できるアプリです。
ちょっとしたものなら30分もあれば十分作れてしまいます。


私もこれを活用して、iPod Touchで制作したスライドムービーを
パソコン経由でXoomにダウンロードし、
お客様とのコミュニケーションに活用しています。


Windowsパソコン上でも、Windowsムービーメーカーなどのソフトがあり、
やはり簡単にムービーが作れてしまいます。


同じpptでも、ただ紙の資料として唐突に見せるのではなく、
BGMをいっしょに付けてスライドムービー化してご覧いただくと、
話の進展が非常に早く効果は絶大です(笑)


商談のステージや見せる相手によっては素人が制作したものではなく
やはりプロの出番が必要になる所もありますが、


映像で商品やサービスのメリットを伝える効果は大きく、
タブレットを営業の最前線で活用することによって、
成約までの営業のスタイルがかなり大きく変わるのではないかと思います。



かつて「電算処理」と言えば、
情報システム部門が企画から開発、運用時のサポートまで
広く担っていましたが、


パソコンの出現に伴うエンド・ユーザ・コンピューティングの普及に伴って
ユーザ部門自らが業務に必要な情報の処理を行うようになりました。


映像の世界でもタブレット端末の登場によって
、この状況と大変良く似た現象が起こるのではないかと思います。


新たな技術の登場によって仕事の仕組みが変わる時は、
たくさんの業界の多くの職種の方々の仕事に大きな影響が起こりますが、


本年に入ってからのタブレット最新鋭機の登場で、
これが現実化するのではないかという予感がします。


昨日ご紹介した「提案営業タブレット活用術」はこのような現状を捉えて、
今後、営業の現場で重要となる活用策について解説を行ったノウハウ集です。

「提案営業タブレット活用術」


皆さん、是非このノウハウ集を活用して、
新しい時代の営業のワークスタイルを確立してください。


クリエイトバリュー 中村 宏