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クリエイトバリュー中村宏      「弱者の情報戦略」

竹田ランチェスター経営「弱者の戦略」を実践するための「弱者の情報戦略」を考察します

認識のギャップから生じる新たなリスクに注意しよう

認識のギャップから生じる新たなリスクに注意しよう


同じことを経験したり学習したりしても
それまでの経験の蓄積によって
頭に思い描くイメージが人によって異なるのは良く起こることです。


例えば、社外への機密情報の持ち出しを許可制にするという
新たなルールを導入した時に、


ある人は管理簿へ記入して
管理職へ承認を申請する行為を思い浮かべますが、。


別のある人は、その作業だけではなく、
人によって何が危険な行為なのかの認識が違っているために、
申請を受けた時点で、申請者がどの程度リスクを認識しているか
きちんとチェックしておくべきだと考えるかも知れません。


このような理解度の相違や認識のギャップを放置しておくと、
人によって異なった行動が取られ、
組織全体で取り組みが徹底できないという新たなリスクが発生します。


従って、深い理解と洞察力を持ったメンバーの知恵を、
他のメンバーにも共有させるための機会を作ることは大変重要です。


そこで「機密管理マインドBLD」では
「理解度確認ミニテスト」という学習ツールを設け、


メンバー間で認識のズレが発生しやすい重要なテーマについて、
認識のギャップをチェックし
あらためて共有する学習ができるようにしています。


1.「クイズ」で認識のズレをチェックする


「理解度確認ミニテスト」では全部で10個のテーマを用意しています。
各テーマには、各々6問程度の2択式の設問が用意されていて、
自分の考えにより近いものを選ぶことができるようになっています。


最初に、話し合いのリーダーが、メンバー全員に声をかけます。
「選択肢Aだと思う人、手を挙げてください」
次に、
「今度は選択肢Bだと思う人、手を挙げてください」
というようにです。


そう、まるで職場のメンバー全員による「クイズ大会」ですね。
普通だとここで正解を告げて、解答の解説を読んで完了する所ですが、
「理解度確認ミニテスト」の話し合いは実はここから始まります。


「タカシ君、Aだと思う理由は何?
どうしてそう考えたか説明してくれる?」
と一方の選択肢を選んだ人にリーダーが質問を投げます。


そしてあと数人、Aを選んだ人に問いかけをします。
「今のタカシ君の説明に追加することはありませんか」
とAを選んだ理由を掘り下げていきます。


そして、今度は選択肢Bを選んだ人に、
「あなたがAを選ばなかったのはどうして?理由を説明してください」
と、Aを選ばなかった理由(Bを選んだ理由ではなく)を話してもらいます。


そして、Bを選んだ人が数人に対して続けて、
Aを選ばなかった理由を聞いて掘り下げていきます。


これでAを選んだ理由と選ばなかった理由の双方を明確にして
主張の対立点を明確化します。


もし、全員が片方の選択肢を選んだ時は、
理由について異なる意見が浮かび上がるような聞き出しをしてください。


そして、次のステップでは、
まだ発言していない人に客観的な立場からの意見を求めます。
「今の両方の立場の意見を聞いて、あなたは今、どう思う?」
こうして、話し合いの参加者全員の意見を深堀していきます。


最後はリーダーが意見を整理して全員に質問します。
「今まで話し合いの結果から考えると、
うちの職場では今後○○に取り組む必要があると思うけどどうですか?」


そして、ここで初めてリーダーが「解説」を説明します。
解説を参考にしながら、今後職場で取り組むべき課題を具体化して行きます。


ポイントはできるだけ参加者全員の発言を促すことです。
他のメンバーの意見を聞きながら、自分の認識を深めることを狙う訳です。


2.グループ学習の効果的な進め方


「理解度確認ミニテスト」は、
個人学習(予習)とグループ学習で進めるようになっています。
個人学習は、あくまでグループ学習の効率を高めるためのものですから、
ざっと目を通すだけでも構いません。


「グループ学習の進め方」と書いたガイダンスが各設問ごとにあり、
ここに書かれたことに注意して話し合いを進めれば、
誰でも話し合いのコーディネートができるようになっています。


30分のミーティング1回で2〜3個の設問について
話し合いを行うテンポが標準のペースです。
2回〜3回のミーティングで1つのテーマを終わります。


グループ学習の進め方については他の学習ツールと同じように、
ホームページ上に詳しい「学習の進め方」(学習ガイダンス)を用意して
イラスト対談で効果的な職場学習方法が習得できるように配慮しています。


グループ学習の進め方


各テーマの始まりの部分で問題提起を行ない、
終わりの部分で学びのまとめができるようになっていますので
是非活用してください。



3.学習したことの報告・共有について


先日ご紹介した「実践ケーススタディ集」などの他の教材と同様に、
レポート機能を使って学習成果を共有できるようになっています。
(詳細は「実践ケーススタディ集」を参照ください。


以上が「理解度確認ミニテスト」の特徴(ねらい)と使い方です。


いかがでしたか?
メンバーの認識のギャップを見つけ出し、あらためて共有する方法が
おわかりいただけたのではないでしょうか?


ご希望の方には、
サンプル教材を無償でご提供していますので、お申込みください。
「機密管理マインドBLDご相談・問い合わせ」


さらに詳細を知りたい方は以下のリンクを参照してください。
「理解度確認ミニテスト」


次回は「簡単リスクアセスメント」について解説します。


クリエイトバリュー 代表 中村 宏