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クリエイトバリュー中村宏      「弱者の情報戦略」

竹田ランチェスター経営「弱者の戦略」を実践するための「弱者の情報戦略」を考察します

「大きな組織のタブレット戦略の課題」

昨日から「iPad2が1台もらえるキャンペーン」を始めましたが、
この背景について筆者なりの見解とねらいを今回と次回の2回でお伝えします。


かなり独善的に、かつ単純に判断している部分がありますが、
近年の全体的な傾向を大掴みで捉えるには役に立つと思いますので
是非ご一読ください。


一口に「タブレット」と言っても、
大きな組織(大企業、会社全体)と小さな組織(中堅・中小企業、各職場)では
活かし方のポイントが違っていて、

まずは、大きな組織(大企業、会社全体)のタブレット導入には大きな課題がある
というお話をさせていただきます。


1.大きな組織での活かし方

何と言っても「提案営業のための組織力を発揮する」ことが最大のポイントです。

営業組織そのものは、対象セグメントごとに担当部署が細かく分けられていますが、
組織全体でみた時に蓄積されている知恵は膨大なものがあり、
それらを整理して営業職全員で容易に利用できるようにすることが重要な課題です。


例えば、マーケティング戦略の面で、CRMによる顧客管理、SFAによる営業の知恵の共有、
顧客動向の把握、広報戦略など(他にもあります)で活用するなどです。


先日、博報堂DYさんがリリースした「スマートセールス」(SSS)などは
まさにこれをねらったものではないかと思います。


「SSS」についての僕の独善的な第一印象ですが、
マーケティングは非常に網羅的・組織全体を俯瞰した機能が整備されています。
一方で、リテール支援の部分は、各業種特性や個々の販売組織の事業特性に合わせて
機能の作り込みが必要になるのではないかと思います。


価格も400万円からということですし、大きな営業組織を対象にした
組織的なマーケティング活動を支援するためのシステムと捉えています。



2.大きな組織のジレンマ
大きな企業さんは、数年前に導入した内部統制活動によって
自らを厳格な業務オペレーションの管理・統制下に置いている会社が殆どです。

タブレットの導入などの新しいことをしようとすると、
これらのシステムとの整合性確保、推進体制の確立、ルールづくり、教育など
越えなければならないハードルがたくさんあって、
短期間での対応は簡単には行かないと思います。


しかし、いったんシステムが動き始めると大きな力を発揮し始めるはずです。


3.大きな組織の動向をどのように捉えるか?

世に言う大企業の営業組織で、組織だったタブレットの活用があまり目立たない
という印象をお持ちになって(実は目立たないだけですよ)、


「世の中の動向を見据えて自社の方針を決めよう」と考えられる企業さんが
まだまだ多いのではないかと思います。


しかし、上に述べたようにハードルを超える準備は
各社の内部で着々と進んでいると考えるべきです。


大手がタブレットを投入し始めた後にマネして付いて行っても、
それを支える仕掛けができていない以上、絶対に勝てません。

だから、小さな企業さんにとって
「時間を浪費する」ことは絶対に避けなければなりません。


大手が本格的にタブレットを投入し始めるまでに、
確実に進めておかなくてはならないことがあります。


次回はこのお話をします。


「まぃパッド なう!」