クリエイトバリュー中村宏      「弱者の情報戦略」

竹田ランチェスター経営「弱者の戦略」を実践するための「弱者の情報戦略」を考察します

タブレットの機動性を活かす1つの提案術

1.提案のクォリティを上げる責任を持つ


自分の提案は、自分が工夫をして、
提案するものの価値を相手に最大に受け止めてもらえるように
責任を持って作るべきだと思います。


当たり前のことですが、必ずしもそうではないみたいですね。


「流用できる素材を持ってきて、チャチャっと済ませよう」


もしそんな感覚で作った提案で、
相手に受け止めてもらえるなんて思ったら、
それはきっと大間違いですね。


そんな都合の良いことを考えても
相手には通じないケースが殆どだと思います。


少なくとも真剣勝負のつもりで提案書を1品1品を作らないと、
相手にアピールする商材と、相手の会社や担当者の状況を思い浮かべて
それに合わせた作り方をしなくては効果はありません。


2.提案に動画を使う理由


「動画を使った提案」の話を続けていますが、
これは「相手に受け止めてもらう」ために提案のクォリティを高める
1つの手段としてお話しているものです。


「動画作るなんて面倒だろう」とか、
「素人が作ったって良いものができはずがない」とか、
「動画で契約がとれるはずがない」とか、


そんなことをぐだぐだと言い訳してる時間はないはずです。


なぜなら、iPad2などのタブレット端末が
すごい勢いで普及しつつあります。
営業での活用を真剣に研究している人がたくさんいます。


タブレットを使うことで接客や提案のスタイルが変わること、
スピード(機動性)とインパクト(体感)によって、
コミュニケーションのクォリティが高まることについては
多くの人が異口同音に語っています。


そして、経営の視点からもっと大きなインパクトがあります。
それは、タブレットでお客様に見せるものを作るサーバとの連携です。
ここは各会社のビジネスモデルの再構築という
大きな戦略につながって行きます。


だからタブレットは「単なるはやり」などでは決してありません。
会社の重要な戦略にアプローチする非常に重要な入口なのです。


こういう認識をした上で、
自分の会社でタブレットをどのように活用すれば
短期間で会社や自分自身の提案力を高めることができるのか、



そういう発想を持たなくてはならない時期だと思います。
「動画の活用」はそのための1つの強力な方法であることを
是非とも認識していただきたいと思います。


3.短時間で商談への動機付けを行うために動画を使う!


ある程度の予算をかけ、プロに依頼して作る動画は、
PCなどでじっくりと腰を据えて見てもらうものです。


タブレットの機動力を活かして、相手の傍らに立ち(座り)
近接した距離で1〜2分のわずかな時間で
提案をしなければならない時に使える素材とはとても言えません。


タブレットで見せる動画は全く目的が違うと思います。
見せることで話の内容を端的に伝え、
相手を「話し合いに引き込む」ために使うべきです。


このような使い方をする動画を制作するために必要な技術は、
映像の撮影や編集技術ではなく「コミュニケーション」の技術です。


それも人に依頼して作るものではなく、
自分の商談や接客の相手を想定して、
提案者が自ら作るものだと思います。


相手の傍らにいるのことのできる、わずか1〜2分の間に、
できるだけ強いインパクトと与えて
本題の会話に引き込むための仕掛けを作る。


そのために動画を活用する、そのような目的の動画を制作する教材として
先日「ムービーいんぱくた」をご案内しました。

「ムービーいんぱくた」


短期急襲型、一点突破・奇襲攻撃型の動機付けを行うための
動画制作の技術をまとめたものです。


世の中に動画の教材はたくさんありますが、
「ムービーいんぱくた」の目的は、それら(作品を作る)とは全く違います。
あくまで「タブレットの機動性を活かした提案を行う」ことが目的です。


そうではなく、動画のクォリティがどうしても気になる方は、
タブレットを活用したビジネスとはあまり関係がないと思われます。
そういう方は対象にしておりません。


「より良い提案をしたい」、「お客様に喜んでいただきたい」と
そう思う方だけが利用して下されば結構です。


「ムービーいんぱくた」


クリエイトバリュー 代表 中村 宏